地味に長い林道に飽きた頃一ノ瀬に着きます。
本格山道に入る前に6本爪のアイゼンを装着…雪解けは進んでいますがまだまだ雪は沢山あります。
木の周りだけ穴が開いて蜂の巣みたいね♪
通常だったら階段のある道も雪で埋まり道幅狭く、夏とは違い一つ間違うと滑落して大怪我か死ぬかくらいにスリリング…なので余り写真撮れませんでした;^_^A
私はゆっくり、真っ白な雪に埋め尽くされた沼を眺めながら下りて行きます。
尾瀬沼山荘もまだ雪の中に埋もれたまま…
山荘の間を通ったら樹林帯の中は通らずに雪が積もり流氷の塊の様な沼の端を歩きます。
燧ヶ岳さん今年も会えましたね(*^^*)
長蔵小屋に13:10頃到着!!
着替えて少し昼寝したら沼の周りを少し散策…
16時半少し前にあっつ〜い一番風呂に入って夕飯にお疲れbeer…まつお君はポカリで乾杯!!
同じテーブルのご夫婦はなんと金沢からお越しとか!!…尾瀬の話や会津駒ケ岳の話をしているうちにどんどん空が染ってきました。
場所を少し変えたら逆さ燧(*^^*)
また違う風景に出会えた…
来てよかった…
小屋へ戻ろうとしたら見覚えのある後姿…尾瀬の美しい写真満載のブログを書いてるひだまりさんでした。いろいろ話をしていたらまわりに誰もいなくなって薄暗くなっていた;^_^A月が明るい夜が始まっていました。
月明かりに浮かぶ燧ヶ岳も素敵と教えてくださったので20時頃また 一人で来てみると…旧長蔵小屋の上に輝く月…
現長蔵小屋の上に浮かぶ月…
燧ヶ岳の幻想的な写真は撮れなかったけれどこれはこれでいいかな…自己満足( ̄+ー ̄)
次の朝4時頃部屋から沼の畔を確認してみると既に数人の人影が…
燧ヶ岳にもうっすらと朝の光が当たる…
まだまだ冬の残る尾瀬の風景…
でも少しずつ春に近づいている…
沼の上を歩けるのもあと少しかなぁ…
毎日毎日少しずつこの穴が広がってあと3週間もすれば水が豊富な尾瀬沼へと戻るのでしょう...
燧ケ岳を目指すのでしょうか...お気をつけて行ってらっしゃ~い!!
パチリ...
パチリ...
少しポカポカ歩きやすい暖かな一日になる予感...
木々の先端も赤味を持ち始め芽吹きの準備をしているようでした。
小屋に戻る途中でお腹の橙色が美しい小鳥さん...
アカハラさんかな?
雪が赤く染まる赤渋...アカシボもところどころで見かけられます...
ご飯を食べたら出発!!今回のまつお君はあれこれ荷物を運んでくれたり自分のザックをパッキングしてくれたり...少しだけ成長したかな...もう私より体力あるのだからどんどん活躍してくれないと困るわけだけれど^^;
小屋を出発したのは8:15
暖かくなり始めた沼の畔を歩いて行きます。
こんな亀裂もところどころに...
気をつけながら進みましょう!!
ご覧ください!!この色!!
同じショットばかり撮り続けてしまいました^^;
前日に残雪の沼を日帰りする方たちにお会いして私は凄いな!!健脚だな!!って思ったのですがまつお君は尾瀬沼まで来て日帰りなんてもったいないよ...日帰りなんてしたくない...
だってさ!!そうだね...前日に見た沼は夜の寒さでもう一度凍りつき昼過ぎに到着した時の姿よりも美しくて何度も足を止めます...
この日は何度も立ち止まって写真を撮っても早くいこうよ~!!と言われませんでした...
きっとまつお君の目から見ても美しくて素晴らしい景色に見えていたのでしょうね...
尾瀬沼山荘を超えると三平峠までの直登コースが少しだけあります...これが...行きはよいよい、帰りは怖い...なコースで後ろにずるっと行かないかと少し怖く感じました^^;
慎重に一歩ずつ進みます...
私の歩みがあまりにも遅いので三平峠で座って待っていてくれました。
ここからはしばらく緩い感じに下ります。
そして眺めのいい所に出てくると急な下りに入るので気をつけてゆっくりゆっくりトラバース...
時々倒れている木をゆっくりとまたぎながら...下から登ってくる方達とすれ違う時も慎重に...
沢のすぐ近くまで降りてきたらやっと一息(*'-'*)
水の流れもドドド~!!と大きな音をたてていて迫力満点!!
ここへ来るまでに観光客と思われるペッタンコスニーカーのお兄ちゃんとお父さん?あいさつをしてすれ違ってしばらくしてからまつお君と私で気になるねと二人を追いかけて登山道の状況を教えて戻った方がいいと伝えました...だってトラバースするの?...あれはヤバいよ!!
一ノ瀬を過ぎてからも雪で靴を濡らしながら歩いてくる観光目当ての方達を沢山見かけました...
中には沼まで3キロで行けるって見たんですけど行けそうですかね?
って!!おいおい...夏でも日帰りで往復は山慣れしてない人には大変かと...残雪期の今は尚更...こういう人たちは下調べとかしないのかなぁ!?
大体3キロって?大清水から6.3キロ、往復12.6ですよ!!雪のある道を12.6キロ日帰りで?山歩きの格好していないのに(T_T)いや、まだ聞いてくれた方はよかったけれどね...聞かないで行ってしまった人とか...いないよねまさか...ワタスゲ見に来た時はこういう方達を見かけなかったのでGWという事も影響しているのでしょうか...大清水の登山口に大きな看板取り付けて山ですよと装備に関して教えてあげた方がいいかもしれません。
ああ...また変な愚痴こぼしちゃった...人は人...ここは山自己責任^^;
そうそう、入山する時に雪崩れていた雪の重みで木が沢に向かって伸びてひっくり返っていたので足を引っ掛けて落ちるんじゃないかと気になって怖かった道の木が全て切られていて歩きやすくなっていました...ちょっとかわいそうな気もしますが^^;この下の流れが物凄く、落ちて流されたらまず助かるのは難しそうなので仕方ないかなぁ...団体様ともすれ違ったのでそう言ったことも考慮したのかもしれません。
夏は歩きやすい径なんだけれどね...
一ノ瀬に着きましたよ~!!ここからはのんびり緩やかに下るだけ...
ヤマネコヤナギさん?かと思います。
ネコヤナギみたいなのですが樹高が高くて黄色い...
山猫さんのフワフワに癒されながらフィナーレ('▽'*)♪
11:36大清水登山口に到着!!
今回も無事戻って来れてホッ...
初の尾瀬残雪期...どんな風景が待っているのか未知の世界でしたがやっぱり尾瀬はいいところ...だから入山した皆さんが楽しく素敵な思い出を持ち帰って欲しいな...そんな事を思いながら歩いた残雪期の尾瀬でのお話なのでした。
このあと日光で大渋滞にはまりこの旅一番の大仕事を終えての帰宅となるのでありました(_´Д`) アイーン
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