_DSC7655
今年は随分遅くまで温かい日が続いていたので低山の秋も遅いのかな~でもそしたら師走になっちゃうよな...なんて思っていたらしっかりといつも通りに秋がやってきたようです。

こちらはまだまだ見ごろの続きそうな奥久慈男体山。すっかり登りやすい時期になってきたので帰ってきましたよ~!!

御無沙汰してます!!

こちらのお山へ会いに行く前日、明日は休みなんだよ~

とまつお君が言うではないですか。

へッ?何言ってんの平日でしょ?

お母さんこそ何言ってんの?明日は県民の日だよ!!友達呼んでゲームしたり動画見たりするんだよ!!

げッ...まずい...それはまずい...楽しい平日休みにのんびり山歩きをしようと思っていたのになんと...まつお君のお友達軍団が来たら山へ行くどころか静かなひと時が...。これは絶対に阻止しなくては...。


と言う訳で...どういう訳さ...^^;

とにかくなんとか説得して連れ出したのはまつお君もお気に入りの奥久慈男体山、健脚コース。

よかった、よかったもめずになんとか連れ出せて...。

6時に出るはずが30分遅れて6時半に自宅を出発。登山口付近の駐車場に着いたのは8時頃だったかな?休日だといつもこの時期は紅葉狩りと重なってこの時間だと駐車場が埋まってしまうのですがこの日は平日...とまっていたのは二台だけでした。私達が準備をしている間にもう一台、なんと帰ってくる頃には離れた場所にある駐車場まで全て埋まっていました...知る人ぞ知る、人気のお山なのですよ...。

8:21分岐に到着。今回も楽しい健脚コースへと進みます。
_DSC7659
この時期は山茶花なんかも咲き始める季節ですが、お茶の花も同じ時期に咲くのですね。
_DSC7660
小さい椿の様な可愛らしいお花ちゃんに出会いました^^

いつもの茶畑を通り過ぎます。
_DSC7661

すっと伸びた杉が気持ちいいですね。
_DSC7663
こちらを20分程登って行くと右側の方が少しだけ落葉樹の樹林帯になっているので少しの間明るくなります。こちら付近には少しだけ鎖がありますが長い鎖場の始まりではありません。
上がりきると今度は左へと再び杉の樹林帯に少しだけ入ります。

そちらから数分で鎖場付近へ到着します。鎖場付近から落葉樹の森が始まります。
_DSC7665

初夏の頃は水がたっぷりあって小鳥さん達がダイブしていたのに沢はすっかり乾いていて歩きやすくなっていました。
_DSC7666
先週の水曜日はまだまだ青い感じでしたが...
_DSC7670
今週辺りいい感じに紅葉しているかもしれません...。

さッ!!鎖場登るよ!!
8:53スタートです。
_DSC7672
一番初めは本当に怖くてしかたなかった鎖場も...見ているほうが...だいぶ安定した登りが出来るようになってきたので随分と周りの景色を楽しみながら登れるようになってきました。
_DSC7673
いろんな種類の木々が重なっていい感じにグラデーションを作り出しています。

まだまだ先は長いよ~
_DSC7677

時々よそ見をしながら...
_DSC7678
色付き始めの木々を楽しみます。
_DSC7681
そんなの余り興味がなくて鎖場がただ楽しいアスレチックなまつお君はひたすら登るばかり...余り季節は関係ないのねこの方...。

一番初めの山場を越すと...
_DSC7682
ど~んと可愛らしい低山の連なった風景に再会です。

次はあちらを目指しますよ~!!
_DSC7683

上に行くにつれ少しずつ黄葉や、紅葉が始まりつつ...
_DSC7684
天気も最高なので登っている間もとにかく爽快!!
_DSC7686
でも相変わらず余り興味のない方はひたすら進みます...。
_DSC7692
待ってくれ~!!
_DSC7693
この部分一番嫌な場所でしたがあの山もこの山も登ったりしている間にすっかり自信がつきました...が自信はついても過信はしないように気を付けないとね...。
_DSC7694
余りうまく撮れませんでしたがこんな感じです。
_DSC7695
今週...ホントいい感じになっていそうだな~!!楽しみだ~!!

山頂付近には9:48到着
_DSC7696
いつもと違う視点で、神社の横からの眺め...

崖っぷちに建っている神社の横を通って裏側からの眺めを確認すると...
_DSC7697
うッ海!!なんとどちらかの港が見えますよ!!
_DSC7709
アップにすると輝いているのまでよく見えました。
何回も登っているのにこんなにはっきりと海が見えたのは初めてです。
お山と海が一度に楽しめるとはね~本当になんていい日なんだ...。

山側も果てしなく広がる感じが...
_DSC7700
こちらのお山の標高が低山と言う事を忘れさせてしまいます。

毎回思うのですが...名山ですよ...こちらは^^

海とは反対側に目をやると今度は...
_DSC7710
お~!!はっきりわからないんだけど...日光かな~?

冬に近づく程いい眺めを鑑賞する事が出来ます。

しばらく眺めを堪能していたらまつお君が...

お母さん!!行動食がみつからないんだけど~!!

と呼びに来るではありませんか...。

へッ?車でこれザックに入れてねって渡したじゃないの?

え~!?オレ知らないよ~!!...最近オレって言うようになってきた...おれおれ詐欺に遭うのも時間の問題だな...^^;

何だか渡した時に勢いよく、

わかってるよ~!!

と言われたので安心してチェックしなかったのですが車に置いて来てしまったようです...入れる所まで見届ければよかった...(; ̄Д ̄)

今日の行程ちょっと長いのにな~

ブツブツ言いながらザックの底を漁っているとホットゆずの素が出てきたので、

じゃあ、とりあえず大円地越迄降りたらその先行けるかご飯食べながら考えよう。そこから鷹取岩までは2時間あれば行けるから鷹取岩の辺りでホットゆず飲んでなんとかなるかも知れないからね。

実は二人とも小腹が減ってきたところだったのですが水分をとりつつガムを噛みながらなんとか空腹をごまかしつつ歩き始めることに...。
_DSC7715
行動食が食べられなくて心なしがっかりしている様に見える...気のせい、気のせい...
_DSC7717
大円地越迄下る途中にはドウダンツツジの紅葉がチラホラ。

反対側の方が紅葉は進んでいるのかな?
_DSC7719
でもまだまだか...。

_DSC7760
大円地越を完全に下る前に一回下って登る場所があります。

初めて訪れた時は本当にゼイゼイ言いながら登ったものですがそんなに辛く感じなくなりました。
多分今のようにゆっくりペースを乱さないように歩くとかあまり頭の中に無かったから自分の実力以上のペースで歩こうとしていたのかも知れません。今はなるべくなら無理して激しく息を切らすような歩き方は余りしたくないので景色を見ながらゆっくり、ゆっくり...それで時々置いて行かれそうにはなるけれどその時だけちょっとだけペース上げるだけなので以前より苦しくないのかもしれません。

歩き方一つで山歩きも変わってくるのでしょうねきっと...。

登りきったら少しの間ミニ稜線を楽しく歩いて大円地越へと下って行きます。
_DSC7763
ツツジ類は紅葉が進行中でしたが...
_DSC7767
椛はこれからの様子でした。
_DSC7770
紅葉してくるのがとっても楽しみです。

10:39大円地越に到着
_DSC7777
こちらの高い木々の黄葉は終盤の様でだいぶ落葉していたので初夏に来た時よりも明るい場所になっていました。

それでも立ち止るとすぐに冷えてくる時期になりましたね...まだ早い時間だけれど鷹取岩まではご飯食べるのに調度いい場所が見当たらないので行く前にお腹を一杯にしておきましょう。

この日のランチは...
_DSC7787
前日のサバのミソ煮が余ってしまったので骨を取り除いて更に少しだけ味噌と胡麻を足してご飯と混ぜ、おにぎりを作ってきました。

でもこれからの季節って低山でも冷たいおにぎりを食べてると何だか冷えてくるのですよね...でも手軽に作れるおにぎりは好きだし...便利...どうやったら美味しく体も冷えないように食べられるかなと...
_DSC7790
焼きおにぎりにしてみました。

素早く中まで温められるように気持ち平べったく握ってきました。
火を通すことでサバの臭みもぐっと減るので食べやすくもなります。なのでお子様にも食べやすいので...

まつお君も美味しかった!!言ってました(*^^*)

これは色々バリエーションを考えられそうなので美味しい焼きおにぎりしばらく考えてみましょうかね(^_^)

山専ボトルのおかげでお湯を沸かす手間も省けるようになったので...
_DSC7792
スープやみそ汁なんかも付け加えると更に温かくなれますね。

でもね...行動食の袋にお箸そのまま一緒にしまい混んであって...
_DSC7794
仕方ないのでくま笹の上の方を調達してきて混ぜ混ぜ...^^;

すみません...勝手に使ってしまいました...以後気を付けます...。

お腹も満たされたので鷹取岩へ向けて出発です11:21
_DSC7800
大円地越からの登り始めは少し急になっているのでゆっくり、ゆっくり、なるべく汗をかかないようにゆっくり歩こうね。

なんて言いながらかなりのゆっくりペース。

平日休みの上にこちらを登る方は余りいないので渋滞を気にせずにゆっくりと歩く事が出来ます。

余りにもゆっくりすぎて...
_DSC7802
さみ~...

なんつ~格好だい?それ...。

上を見上げると...
_DSC7803
眩しく太陽が輝いています。

あちらを登り切ればお日様の恩恵を受けられます...もうひと頑張り!!

_DSC7805
ボチボチ紅葉もいい感じです。

登りきってこちらの岩の横の細い道を慎重に通り過ぎれば...
_DSC7809

いい眺めが待っているよ~!!
_DSC7815
こちらからの方が男体山の紅葉の度合いがわかりやすいですね。

さあ、楽しい稜線の始まりです。
_DSC7816
稜線は少しだけ風がありましたが以前訪れた時と比べると穏やかなハイク日和です。
_DSC7818
時々立ち止まって木にタッチ。

そして...
_DSC7828
時々...
_DSC7855
ジェットコースターやっていい?

と確認して...
_DSC7856
すっ飛んで行ってしまいます...。
私は置いて行かれながらも...
_DSC7831
待っていてくれると信じているので...
_DSC7836
せっかくの青空を...
_DSC7840
せっかくの紅葉を...
_DSC7845
黄葉も...
_DSC7849
両方とも...
_DSC7854
楽しみながらのんびり....なんてやっていたら...
_DSC7847
おい、さっさと歩かないともう一緒に山にいってやらね~よ!!

なんてプンプンしてるじゃないですか!!

あ~びっくりした!!

と思いながらも...
_DSC7827
止められず...。

鷹取岩方面の方が男体山側よりもかなり紅葉が進んでいるようでした。
_DSC7863

この美しい時期にまた出会えたことに感謝...
_DSC7882

_DSC7890



看板がかなりわかりにくくなっていますがこちらまで来たら右へ進みます。
DSC_7896
多分小草越辺りかな?と思います。

こちらから植林地帯と原生林との境になっているので...
_DSC7922
右半分落葉樹の森、左半分杉林と言う風にわかれているのがはっきりと見る事が出来ます。

おやッ?これは...
DSC_7916
ヤママユガの繭ですね。中は空っぽ...。

こちらから20分程で見晴らしのいい場所へ着きます。
_DSC7978
崖の上から麓とおそらく一般コースの紅葉を確認する事が出来ます。

そして12:50フジイ越に到着です。
_DSC7984
ばってんに黄色くなっているのは立ち入り禁止と言う訳ではなく看板が壊れてしまったので補修したようです。特に道が崩落とかそういう個所はありませんでした。

入道岩方面を撮ってみましたが...
_DSC7985
まだまだ落葉していないのでこちらからは見えません。

入道岩付近へ到着してからお約束のホットゆずを飲んでもうひと踏ん張り。
_DSC7992

んッ?
_DSC7991
な~にやってんのさ!!

ホットゆずの素が下に沈殿しているのをとろうとしたそうです...。

こちらからの眺めはこんな感じです。
_DSC7993

ほっと一息つけたのでそろそろ鷹取岩まで行きましょうかね...。
_DSC7994
あそこまで行きますよ。

一回下ってこちらの鎖を登って行きます。
_DSC8000
初めて見た時は少し怖いなと感じましたがそんなに難しい場所ではなくなりました。

この日まつお君は初めての鷹取岩だったのですが...
_DSC8001
よっこらせっと...全く心配なさそうですね^^

反対側からの眺めは...
_DSC8003
こんな感じです。

わ~!!随分遠くまできたね~!!

男体山が小さくなったよ~
_DSC8007
ばんざ~い!!

やったぜオレ!!

てな感じでしょうか?

こちらからの眺めはこんな感じです。
_DSC8010

13:30フジイ越へ戻って古分屋敷まで降りましょう。
_DSC8012
頼りないトラロープには頼り過ぎないようにゆっくりとやせた道を下ります。

何だか途中がら~んとしているような?と思っていたら...
_DSC8017

なんと...
_DSC8018
道らしきものが見えなくなっていてこれまた頼りないトラロープがブラ~ン...。

下をみると...
_DSC8020
わおーΣ(゚д゚;)

こういう地元のお山って道の崩落の情報中々届かないんですよね...いつからこんな事になっていたのでしょうか?先月の大きな台風の後かな?

こちらまで結構下ってしまうのですよね...。今更登り返してきた道をも戻るのもちょっと大変...どうする?どうする?どうする?

久しぶりに少しだけ怖くなりましたが...私が先行して残っている木の根に掴り、少しずつ渡りトラロープはしっかり張っていなくて危なっかしい感じだったのでなるべく掴らないように...そ~っと、そ~っと...。

あ~怖かった...崩落の看板あったかな?見落としたかな?

でも、フジイ越にはなかったからやっぱりなかったのかな?

しばらくは何だか怖かったけど渡り終えてホッとしたのと、こちらへ来るまで何の情報も見当たらなかった...自分もわかっていなかった事にもなんか腹がたったりして....しばらく複雑な気持ちでいましたが...とりあえず無事に降りられてよかったと言う事にしておきましょう...。

_DSC8021
このトンネルと橋が見えたらもう安心ゴールは間近(*^^*)

14:03麓に到着
_DSC8023
無事に降りられて良かった。

しっかし...
_DSC8024
いつ見ても立派な柿の木だね~!!

あれは食べられるのかしら...。

相変わらずパチリパチリしている母をどんどん置いて行ってしまう我が子...。
_DSC8025
真っ直ぐ行って右に行ったら駐車場だもんね。
慣れたもんさ...。

次回もまたこちらへお邪魔しようかな...まだまだ紅葉を楽しめそうだものね...そんな事を思いながら歩く奥久慈男体山でのお話なのでした。

今年はいつもは速く散ってしまう木がいつまでも紅葉していますね...(*´∇`*)
_DSC8031
帰りは月居温泉へ入ってきました。

大人350
小学生からも350円で~す。


人気ブログランキングへ