またまた、とある平日休み...平日に休みがあってもまつお君が学校なわけで私の行ける先も限られているので今回も奥久慈男体山へ行って来ました。まあ、限られているとは言え私はこちらの山が本当に大好きなので低山で暑くてもかなり早起きして夏でも行ってしまいます。

人それぞれいろんな山の登り方があると思うのですが、例えば百名山をひたすら目指し次々と違う山へチャレンジしていく、里山が好きで里山を守りながら歩く、お気に入りの山へと暇があれば通ってしまう...。

私の場合はやはりお気に入りの山へと暇があればついつい通ってしまう...ですね^^

なんだかんだと家の事を片づけていたら登山口スタートが10:30となってしまいました。
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この日は朝の3時頃までかなりの雨が降っていたのでやはり小川が凄い勢いで流れていました。
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茶畑下の分岐へと進む道には可愛らしくて、おいしそうな実が...
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食べてみたかったけれどなんとなく我慢して通過です。
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宝石みたいに輝いていてステキ!!

分岐の辺りで先客を見かけましたがあっという間に見えなくなりました。
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左の健脚コースへ進みます。

前回見たときよりも茶畑は輝きを増しています。
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こんなに可愛らしいお花ちゃんがお出迎えしてくれました。
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花蜘蛛がこっそり隠れていて獲物を待ち構えています...。

元気に沢の水も流れて
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いつ来ても健康的な山なのだな~と登って行きます。
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植物達もあちらこちらで勢いを増しているようです。
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山椒の新芽も出てきました。
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山椒の香りって食欲を誘います...沢山摘んで固めの豆腐の味噌田楽...あ~食べたい...。

杉の下に生えている草たちもやはりかなりの勢いで...
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長袖を着ていないと腕に草があたって痒くなってしまいます。
少し暑くなったきましたが長袖を着て登って正解です。

虫の嫌いな方ごめんなさいね^^;
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ありんこ軍団が旅立ちのセレモニーを行っていました。

こういう小さな世界を観察するのが子どもの頃は好きで、夏休みの自由研究は青虫を飼って蝶になるまで育てた事があります...でも何故でしょう?大人になると平気だった芋虫やカタツムリなんかも気持ち悪く見えたりして...謎です...。なので、今は青虫や何かの幼虫見ただけでギョッとしてしまいます。

ミミガタテンナンショウも緑のコーンになってきました。
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順調なら秋には真っ赤になる予定です。でも毒があるから食べられません。

そしていよいよ鎖場の分岐に。
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こちらで休憩していると二人のおじ様達に出会い、鎖場はどうだろね~?雨の後だから大丈夫かな?と聞かれたので、

何とも言えませんね...もしダメそうなら戻ろうと思います。意外と上は乾いてるかも...

なんてお話した後おじ様達を見送ってかなりたってからのスタートです。
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鎖場付近の水場には小鳥たちが時々ダイブしているのが見えたのですが近付いたらあっという間に飛んで行ってしまいました^^;小鳥たちが冬よりも活動的ですばしっこく見えるのは私だけでしょうか?

高~い木の上に影は見えてもどんな種類なのかはなかなかわかりませんでした。
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少し水は出ていましたがなんとか行けそうなので進みます。
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ちょこっと登って下を見てみる...。
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油断は禁物!!

見晴らしのいい岩場へ到着するまでの風景は割愛...。
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と思ったけれど最後の登り口だけアップ...こちら40ℓザックが引っ掛かりちょっと登りづらかったです。

登りきったらこんなにカワユイお花ちゃんが待っていました。
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シモツケ...お花ちゃんに出会えた時のこの感動がまた山へ行こうという気にさせてくれます(*^^*)

こちらは何でしょう?
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葉や花が自然薯にも似ているのいるのですが...知識が足りず...。

でも可愛らしいので思わず撮影^^

こちらは
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ノカンゾウ?それともキツネノカミソリ?

咲いてみてからのお楽しみ^^

ほんの少し休んだらまた出発です。
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ここからは更に慎重に進まなければいけない所...

時々崖の途中からは...
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雨の後でとても活き活きしているフワフワな苔ちゃん。

こちらは...
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もしや咲きかけのハンショウヅル?
葉の形がそっくりっだったのと、茎がテッセンに似ていたのでそうかなと思います。

岩場にしっかりと根を張ったベンケイソウの種類なのだと思うけれど...
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結局名前がわからず^^;

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こちらはスベリヒユにも似ているような...しかし実際は分からず...。
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岩場と見た目の相性もばっちりです。
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しかし、何だろうな...。

ふと下を見ると...
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道路があんなに小さく見えて結構ゲッ...とか思うわけですが...
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山頂はあっという間!!

人の生きる道だってそうです...。

生きているとゲッ!!な事に沢山であったりするけれど...そんなのは振り返ってみればあっという間...。
だから、私の教え子たちにも、まつお君にも毎日を一生懸命生きてほしいな...なんて思う今日この頃です。
私も何だか山行ってばかりのお気楽ちゃんに見えるかもしれませんが若い頃は何だかな~な事だらけだったのです...今も時々あるけれど...。

頑張っても空回りしたり...人間関係に悩んだり...この先いろんな事が待ち受けているかも知れないけれど、そんな情けない自分自信をしっかり受け止めてあげてほしい...そして、そんなときでも忘れないでほしいなと思う事はただ一つ...。

生きていれば必ずいい事がある!!って事を...。

私はそうでした...。
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神社の横にはこれから頑張って咲こうとしているお花ちゃん達が待っていました。

山頂の電波塔わきには先程出会ったおじ様達が休憩中でした。

随分ゆっくり登ってきたけど写真でも撮りながら来たの?

はい!!
そうなんです...本当はブログの話をしたかった...。

ご飯食べないの?

大円地越で食べるので...水分だけ補給して行きます。今日は暑いですね~。

これ手伝って!!

ありがとうございます!!いただきます^^...中玉トマトを一個いただきました。

下で会った農作業していたおばちゃんに雨の後なのに大丈夫?って言われちゃったよ~!!防災ヘリ何て飛ばさないでよね!!なんてさ~。

思わず笑ってしまいましたが、こちらの山は何回も飛んでいますからね...笑いごとではないのです。
死亡事故も過去には起きているので...。

ホント笑いごとじゃないよね~!!

...なんて会話を交わした後出発です。
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この日は奥久慈トレイル50Kの準備がしてありました。
去年この大会の日に出くわしてしまい...一般コースから山頂へ行けなかった...。
今年は下調べしてあったのでこの日は行きませんでした...違う山へ行って来たので後でまた書きます^^

一般コースを下って行くと...
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筑波山でも見かけたコゴメウツギ...アップにするとこんなに可愛らしい清楚な花なのです。

そしてこちらも筑波山に咲いていたのと同じ
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ハコネウツギ...と思ったらどうやらこの辺りの山に咲いているのはニシキウツギらしく...いったい何が違うんだい?

似ているけれどこちらはどうやらタニウツギらしい...。
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違いはいったい何なんでしょうね~!!植物の世界って奥が深いわ~!!

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これはどうやら自然薯の雄花らしいのだけれど...。

なんてお花ちゃんと遊んでいるとあっという間に日が暮れてしまうので先を急ぎます。
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深い森へ近付いて来ると小鳥ちゃん達があちらでもこちらでも...声しか聞こえず...。
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そして時折聞こえてくる、ぽ~っぽ~ポポポポともほっほ~ホホホホとも聞こえてくる不思議な響き...。

上ばかり見ていたらいつも覗いている崖を見逃した...。
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冬は日当たりのいい登山道も木々が茂って来ています。
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ドウダンツツジがほんの少しだけ咲いていました。

あっという間に大円地越えに着いたのでランチ~!!

夏に近づき体もだるさを増すこの時期コッテリしたものよりもあっさりしていて少し酸味のあるものがほしくなります。ネバネバしたものは体を元気にしてくれるので今日はいつもとは少し違うものを持ってきました。
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海草とオクラのフリーズドライ、それに国産伊予柑果汁の入ったたれ付きの物。

それに山芋のフリーズドライでネバネバ和風サラスパを作ります。
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こういうメニューってまつお君がいると文句言われるのであまり作りません。山でご飯を食べられないという事は歩けなくなるという事なのでしっかりと食べてくれるものにしないといけないのです。
なので今回は特別メニューです。

まず海草類をお湯で戻します。
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5分程して大体戻ってきたところにトロロを加えます。
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トロロに少々水を加えて
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よく混ぜます...見た目はあまり良くないけれど...^^;

スパゲティに細切りにしたハム...家でさっと熱湯に通し殺菌しておきます...それとキュウリをのせたら準備完了。
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たれと...
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ネバネバさん達を加えて...
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よく混ぜて...いただきま~す!!

う~ま~い~!!あっさりしているけれど栄養満点のランチでした。


用意をしている間にまたまた先程のおじ様達に出会い、

テーブルなくなってなかったね~!!おっいいの持ってるね~!!...シングルガスの事?私のその辺に売ってる一番安いのなのですがおじ様世代には山にガスを持ってきて作る方はあまりいらっしゃらないのでしょうか?珍しいようです。

テーブルはというと...
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あはは^^;かなりの朽ちっぷりで...新しい生命が宿ってましたよ...斜めってるし...。
私はこの朽ちっぷりも可愛らしい小さな命も好きですけどね...。

スパゲティの後にコーヒーを飲みながら母のお土産薩摩名物かるかんをいただきました。
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鹿児島にもまた行きたいな...遠くてね、なかなか行けない...。
まつお君のみ親戚に会うために毎年夏になると行っています。

来年は中学生だから行けなくなるかな...。

食事も終わり何となくぼ~っとするこの時間が好きなのですがこの日はまたもや森に響くポポポポポ~ポ~ともホホホホホ~ホ~とも聞こえる不思議な音...
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誰もいないのでひっくり返って上を見上げるけれどいったいどちらからその声は聞こえてくるやら...。

twitterでつぶやいたら駒の小屋のお兄さんがツツドリと教えて下さいました!!何でもつぶやいてみるものです。
ツツドリはカッコウの仲間で渡り鳥...実は前日光へ行った時も同じ音を聞いたのですが何の音なのかわからなかったので今回すっきりしました^^

幻想的な鳴き声に異空間へ来てしまったような気分に...森の中は珍しくあのおじ様達以外には出会わなかったので尚更です。しかし、ツツドリさんすっかりファンになってしまいました(*^^*)

すっかりのんびりした後に出発です。
おり始めてすぐに...
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あらステキ!!
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こちらはどうやら
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ヒメレンゲ
森の中に小さな天の川が出来ていました。

そのほかにも...
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ミズキに似ていますが...どうでしょうか?
似たような花が初夏は沢山さくんだなぁ...。

いつものパターンでかなり時間が無くなってきたのでほんの少しダッシュ...でも少し滑るので慎重に...。
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あっという間に杉林。
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倒木の上にはまたもや新しい命が...。

この辺りが滑りやすくてこちらのコースで最も嫌な場所。
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でも沢の音が聞こえて来たらゴールは間近。
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明るくなってきた!!
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登山道入り口に着いたよ~^^
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グッバイ!!また来るからね!!
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帰りも茶畑がキラキラと輝いていました。

人気が無くて幻想的ないつもと違った奥久慈の森のお話なのでした...。
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しかし、暑かったわ~^^;