続きです。

翌朝2時半位にアラームを設定していたはずなのに前日に100パーセントに充電しておいた携帯が何故か10パーセントになっていて起きる事が出来ず結局他の方の話声で目が覚めたのは3時過ぎ...完全なお寝坊さんですわ^^;

後日知ったのですが、電波の悪い時は電波をキャッチしようと常にフル稼働するらしくそのせいで電池の減りがどうしても速くなってしまうらしいのです...知らなかった...恐ろしや^^;

でも、尾瀬ではそんなに消費しなかったのだけれど...尾瀬は全く電波が入りません。

カイコマだけに怪事件...なんつって~( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

それではどうしたら電池の極端な減りを無くせるかと言うと機内モードをオンにして完全に通信をシャットダウンしてしまえばその分のエネルギーを使う事が無いので消費を減らせるそうなのです...今まで何度も山の中での充電切れにびくびくして3回もフル充電できる少々高めの充電器を一緒に持ち歩いていたのだけれどこういう方法もあったのですね~!!

なんて今更の話しなのですが(;´Д`)

次回からそうしましょ!!
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そんなわけですっかりお寝坊さん親子...それでもトイレに行く為に外へ出てみるとまだ真っ暗...満天の星が輝いていたのです!!でも、まつお君はすぐに起きられず直前まで小屋の中にいたのでそれらを見る事が出来ず...なんで言ってくれなかったのさ~!!と怒られるのでありました( p_q)エ-ン

そら、怒りますわ...スンマセ~ン(゚∀゚)アヒャヒャ

結局小屋を出られたのは徐々に明るくなり始めていた4時過ぎていましたかね~。
酸素薄いうえに御来光に間に合わないよ~!!と焦って急ぐのでのっけからのゼーゼーっぷりで、...
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ちょ、ちょっと!!お母さんの心臓止まっちゃうのでゆっくりね~!!
と声をかける...まつお君全く大丈夫なのですが...どういう事!?

御来迎場で日の出を迎えたかったのですが...そちらへいければ鳳凰三山のモルゲンロートが観られるかもと、急いだのですが...でも間に合いませんでした...。
仕方ないので日の出だけはみたいのでとにかくギリギリまで歩き続けます。

5時少し前に小屋でご一緒したご夫妻と再会し奥様が、ここから日の出が見えそうなので迎場迄は間に合わないので待っているところだと言う。
じゃあ、私達もこちらで待つことにしましょうか...
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あちらは秩父の山々の方でしょうか?少しずつ明るさが増してきています。
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そして少しずつ見えてきました5:00

この辺で先程の奥様が自分の為の幸せだけでなくてみんなの幸せも一緒にお願いするのよ!!
手の上にお日様を乗せているような写真がとれるかも!!とアドバイスをして下さったのでとりあえずトライしたのですが...
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にゃんじゃこりゃ!!

うまく撮れず...しかたないのでみんなの為に幸せを祈りましょう!!
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この瞬間がたまりません。
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来た~!!
来年の年賀状はこれで決まりだな!!
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それともこれ?
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これか?
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ウ~ン...
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さて、どちらにしましょうかね...余りの嬉しさにアップしすぎ~(´∀`*)
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あちらは南八ヶ岳方面かしらね?ご夫妻が教えて下さったのに...家に帰ってから記憶があいまいなので調べてみたところ真ん中のトンガリはどうやら赤岳らしいです。

間違ってたらスンマセーン^^;

そして、まだ山頂は見えませんが...
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ほんのり赤い甲斐駒ケ岳様(*^^*)

小屋があるのわかる~?とまたまた教えていただき下を見てみると...
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お~!!七丈小屋があんなに小さくなっている!!

風が少し吹いていたので体が冷えてきたからそろそろ出発しましょうかね^^
5:10再スタート。
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今日もいい天気!!待っていてね~ヾ(=^▽^=)ノ
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ようやく8合目御来迎場到着5:27
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ふと、小屋番さんのお話を思い出す...こちらの鳥居は担いで持って来たものではなくこちらで作成したのではと言う話。どちらにしても昔の人は凄い、昔はそうやってそんな大変な仕事を任されても嫌だと言えず殆ど休日も与えられずに死ぬまで働かされたのだから、自由に仕事を選べ休みももらえる今の世の中で仕事が嫌でなんて言ってられないよ...って言うお話を思い出す...アハハ、耳が痛いわね^^;
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ホント!!昔の人には勝てません!!考えてみて下さい、今のように性能のよい登山靴やジャケット、ザックがあるわけでなく...勿論食料も尽きてしまえば現地調達なわけですし...こういう修験行者の道へ来るたびに感じる事ではありますが..こちらでは更に感じずにはいられない...迫力のあるお山...修験行者の道...こちらから登って来て本当に良かった...。まだまだ、山頂ではないけれどそんな事を考えながら登り続けるのでありました。
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こちらまで来ると鳳凰三山に再会です。

段々とお花ちゃんとの出会いが...
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ミヤマホツツジでよろしいでしょうか?

こちらは何の果実でしょうかね?
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タカネナナカマド?

そして、噂のあの場所に到着5:44
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鎖の先にはどなたかの御結婚記念と刻まれていました。偶然なのかそれともそのためなのかわからないのですがこちらの鎖を使うたびに祝福の鐘のような心地よい音がガラン、ガランと鳴ります。

ステップが刻まれているので簡単簡単!!なんて思っちゃや~よ!!
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ここから先が何だかどうして?進みずらく苦労しました^^;
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よっこらしょっと...
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こちらを登りきるとアルペンチックな感じになってきます。
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ミヤマダイコンソウちゃん...かしら?

お花ちゃんにホッと一息ついたらここからが更に大変でした^^;
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しばらく岩場を登るのですがまつお君の登れそうなステップを探しつつ、落石しないように確実に進ませます。
緊張の連続になりますが冷たい空気が心地よく、
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2本の剣が立つ御宝岩へと近づいてきます。
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見て下さい!!この青空!!

私の日頃の行いがと~ってもいいって事がこれで証明させられました!!

なんつって~( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

それにしても...
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かっこよすぎです!!
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かなりう~っすらと鳳凰三山の後ろに富士山が映ってます...正直者にしか見えない事になっているのよ~

うそで~すって撮ってる本人がこれだからね!!

そしてまだまだ辛い道のりは続くのですが...
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ゴゼンタチバナちゃんおはよ~!!
と言った具合にお花ちゃんに励まされながら進みます。
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まつお君は全然疲れてないみたいでした...流石!!若さには負けますわ^^;

あ~!!あの山は!!
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ひょっとして北岳?

間違っていたらスンマセーン(゚∀゚)アヒャヒャ

あちらにもいつか...。

うっすらと...
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八ヶ岳...かしら?
山についてもまだまだお勉強中でありま~す!!
少し霞が出てきました。

岩場はガレ場とザレ場が混ざり合い...
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岩場にはこんな可愛らしい物体が^^
どうやらイワウメの花後のようです。

時々まつお君がルートを外れた岩場を登って行こうとするので...
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注意しなくてはいけません。

とは言え、楽しいものが沢山あってね~
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これなんでしょうね~!?
調べたのですが結局わからず終い...徐々に探していきますか~!!

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最後はまたもや岩を登って行かなくてはいけないのです...慎重に、慎重に...。

そして...
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山頂がようやく見えてきました!!

嬉しさの余りに...ヤッホー!!と叫ぶまつお君Σ(・ω・ノ)ノ
それに対して山頂方面からもヤッホー!!

みなさん、のりのりですな~^^
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もう少しです。
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山頂間近でこちらに立ち寄りここまで来れた事に感謝をしつつ...

最後まで気を抜かないようにザレ場を進みます。
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私もウォ~って叫びたくなるような眺めが広がって行きます。
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もう少し...
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頑張れ!!
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着いた~!!6:56
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仙丈ヶ岳と一緒にまずパチリ、
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どうだ!!やったぞ!!

そして、親子で...
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サッイコー!!

頑張ってお腹もすいたのでもう一度朝ご飯...
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八ヶ岳と一緒にカップヌードル!!

山頂の登山者さんにどうだ頑張って背負ってきて山頂で食べるカップラーメンは最高だろ?!
と話しかけられるまつお君...。

実は食材足りなくなっちゃって七丈小屋で買い足したのは内緒だよ(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
水とコーヒーは頑張って背負ってきたからね~まっいいか~!!

こんな美味しいカップラーメンは初めてだよ~!!

もうその言葉を聞けただけでも母は君を連れてきてよかったよ!!

ぼちぼち、北沢峠からも人が沢山上がって来るようです。
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あちらも歩いてみたいですね^^
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いつまでもいたいけれどそろそろ出発しなくては...7時半頃
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摩利支天は今回スキップしたので次回ルートを変えた時に寄ってみましょう^^

登りの時に気づかなかったお花ちゃんに遭遇。
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イワツメクサちゃん

そして...
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タカネツメクサちゃん

ツメクサって沢山種類があるのですね~!!
どちらも一番いい時期は終わってしまったようでした。

行きに出逢ったイワウメちゃん達も光の加減で更にキラキラ^^
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登る途中で降りるときが怖いな~なんて話していた岩場も意外とすんなり降りられて...なんだかんだ言っても下りはあっという間です。

真っ暗で気がつかなかったお花ちゃん達にも出会い始め...
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トリアシショウマちゃんかしら?

いつものことながらショウマってサラシナショウマ以外は見分けがつきません^^;

高山植物の定番...
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ヤマハハコ

尾瀬でも今頃咲いているかな...。

七丈小屋に到着9:10頃だったかな?
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またまた、栃木からのご夫妻と再会しお話しながらパッキングをし直していたらあっという間に9:51

急がねば!!

長い長い道のりを3時までには降りないとね、この日のキャンプ場はちと、遠い...。

小屋間近の鎖...下が全く見えなくて不安だったけれど意外とすんなり足の置き場を発見し、まずは私が...降りたらまつお君にどこへ足を置くか伝えて...ゆっくりと、ゆっくりと...下りですらいつものようにはいきませんε=ε=(;´Д`)

それでもなんとか途中でホシガラス君のギーギー!!と言う声に励まされつつ...
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小さくて見えませんね^^;真ん中の枯木のてっぺんにとまっているのです。

正直者には見えるのですよ~!!

しかし、書いている人間が...。

こちらは...
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コキンレイカちゃんに限りなく近いと思うのだけれど...つぼみの形が違うような気がするので保留です...。

お天気は下り坂、早朝に登って良かった!!
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山の天気って本当にころころ変わるわね^^;

樹林帯まで戻って来ると...
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終わりかけですが、コバノイチヤクソウちゃんかしら?

イチヤクソウとの違いがイマイチまだわかっていないので何とも言えないのですが...。

ひっそりと苔に紛れて咲いていました。
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コイチョウランちゃんかしら?

もっと下から撮ってあげられればランらしく見えるのですが小さくて、小さくて...。


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苔とお似合いです^^

黒戸尾根はきれいな苔が沢山生えていたな~!!
確かに登山道には花が少ないけれど苔好きにはたまらないトレイルなのであります。

こちらのギンリョウソウは尾瀬のと比べると一回りくらい小さくて可愛らしい...。
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栃木からいらっしゃった御夫妻の奥様が妖精みたい!!って仰ってたけれど本当にそう見えますね...可愛らしい小さな森の妖精さん、こんにちは(*^^*)

ようやく刀利天狗!!11:52
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こちらの上で簡単に昼食を摂っていたら朝すれ違った俊足の日帰りのお姉さんに再会....他にもすんごい速い人達2名に抜かれているのだけれど...わ~!!私には出来ない登り方、アンド、下り方だな...す~ご~い!!

まつお君もいつかやっちゃうのでしょうか...?

出発してからしばらくするとまたまた前日には気がつかなかったお花ちゃん。
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エイリアンの様な...サワトンボちゃんに似ているのだけれどイマイチはっきり撮れてなくてわからないのですが、変わった花ですよね?

刃渡りはすんなりと...
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またまたお花ちゃんを発見!!
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ホツツジかしら?

なんてやっていたら、速くしろ(屮゚Д゚)屮 カモーン

と怒られてしまうのでした(ノд・。) グスン...やれやれ...。

でも前日に出逢ったタマガワホトトギスちゃんに再会し...
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随分降りてきたのだ!!

こちらの怖いキノコ軍団も見たぞ!!
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そして、あの吊り橋が見えてきたよ!!
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14:52到着!!
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予定時間ぎりぎりだ~!!

いつまでも余韻に浸っていたいけれど...先を急がねば...そしてこちらの吊橋は店員5名...ではなく(゚∀゚)アヒャヒャ何の店員なのさ...。

定員5名...迷惑掛けちゃいけないからね~さっと渡りましょ~!!

こうやって書いているとあっという間に感じるのですが...実際はかなりロングな下り道...うちのお猿さんが調子に乗って樹林帯になってからの前半走って降りたのでそれを追いかけるのに頑張ってしまった為今までにないひど~い、ひど~い筋肉痛になってしまうのでした^^;

しかし登って降りてきた感想と言ったら...あ~本当にこちらから登って良かった!!

もうそれだけです...。

プッシュして下さった矢車草さんありがとうございました~!!最高の夏の思い出になりました!!

と言う少々過酷な、でも素晴らしい修験行者の道を親子で歩いて来たよ~!!

というお話なのでした(*^^*)

久々だな、この〆かた...。